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初秋挨拶 初秋挨拶

2023.09.04 ブログ
お久しぶりです。可部葬祭花園邸です。 9月になり、少し冷涼な季節になりました。日中は残暑が続きますが、朝夕は過ごしやすい季節へと移ってまいりました。私は夏の間はシャワーで済まし、湯舟には浸からないことが多いのですが皆様はいかがでしょうか?そんな私も初秋のこの時期から湯舟にお湯を張り、ゆっくりと身体を温めるようにしています。ところで、葬儀でも湯舟が利用される機会があることはご存じでしょうか?湯灌の儀と言いまして、通夜・葬儀を控えた故人様にお風呂に浸かっていただくという日本古来の儀式になります。8月は湯灌の儀を希望されるお客様が多かったため、簡単にではありますがご紹介させていただきます。 湯灌の儀は、我々葬儀社の方から専門の業者である湯灌師さんに依頼をして行われます。 まずは湯舟に浸かっていただいて、洗髪・洗体となります。その後お召し物のお着換えになりますが、ご希望があれば故人様のお気に入りのお召し物にお着替えいただくことが可能です。ご希望がなければお着物へのお着換えになります。 その後、頬に綿をつめるなどして生前に近いお姿に近づけていただきます。ご遺体は死後硬直の後時間が経つと、再び柔らかくなってしまいお口が開いてしまうというようなことがありますが、この処置が施された場合は通夜・告別式を通してお口が開くことはございません。最後に、男性であればお髭を剃るなどして整え、女性であればお化粧を施していただいて、これらの処置が済みましたら、ご納棺となります。 以上が大まかな湯灌の儀の流れになり、全体を通して1時間~1時間半ほどになります。ご遺族様には立ち会っていただくことも可能になっており、その場合は、洗体の際にお手添えをいただきます。 湯灌の儀を経た故人様は、眠っているだけのような姿になられます。また、それ以外にも利点があり、体液・臭気の漏出を防止できることがあげられます。亡くなった後発生する臭気はお口から漏出する部分が大きいため、弊社でもお口を閉じるなどして防止させていただいておりますが、どうしても限界があります。その点、湯灌師さんはご遺体の処置のプロフェッショナルであるため、臭気の発生がほとんど抑えられます。 また、生前にお怪我をされており痣などがあるといった場合もお化粧によって見えなくなる他、少々若々しいお姿になるといった利点もございます。ご遺族様にとって印象深いのは生前のお元気であった頃のお姿だと思いますので、より印象深い姿でお見送りすることが可能になるというのがとても優れた点になります。 ご利用いただいたお客様からは「頼んでよかった」というお声をいただいており、葬儀社としても自信をもっておすすめできるものとなっております。 湯灌に興味を持っていただいた場合は、湯灌以外にもどういった式にするのか、費用はどれくらいかかるのかなど弊社では事前相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。